コンデンサは、スイッチング電源において、リップルノイズの低減、電源の安定性や過渡応答の向上などに使われますが、その種類は様々ですので、一緒に見ていきましょう。
コンデンサの種類
コンデンサは、パッケージによってチップコンデンサやプラグインコンデンサ、媒体によってセラミックコンデンサ、電解コンデンサ、マイカコンデンサなどに、構造によって固定コンデンサ、半固定コンデンサ、可変コンデンサに分けられます。スイッチング電源では、セラミックコンデンサ、電解コンデンサ、タンタルコンデンサが最も多く使用されています。
コンデンサの主なパラメータ
コンデンサの本質的な主要パラメータを理解することで、適切なタイプを迅速に選択し、信頼性の高い使用が可能になります。コンデンサの主要パラメータは、コンデンサの静電容量値、コンデンサの耐電圧値、コンデンサのESR、コンデンサ値の精度、コンデンサの許容動作温度範囲など、すべてのコンデンサに共通です。
コンデンサ自体の特性
セラミックコンデンサは、電解コンデンサに比べて静電容量が小さく、高周波特性が優れ、動作温度範囲が広く、ESRが小さく、体積が小さいなどの特徴があります。
電解コンデンサの容量は大きくできますが、動作温度範囲が狭く、ESRが大きく、極性があります。
タンタルコンデンサはESRが最も小さく、セラミックコンデンサよりも静電容量が大きい。極性があり、安全性能が低く、発火しやすいという欠点がある。
上記の3種類のコンデンサの特性を理解すれば、安心して使用できます。
環境
回路の内部環境には、周波数、電圧値、電流値、回路におけるコンデンサの主な役割などが含まれます。回路周波数に応じてコンデンサの種類を決定できます。電圧値に応じて選択したコンデンサの電圧値を決定できます。回路における主な機能は、選択したコンデンサの静電容量値を参照してください。製品が動作する周囲温度や安全要件など、回路の外部使用環境は、コンデンサを選択するための基準として使用できます。
投稿日時: 2021年5月6日